マンションの設計の質はトイレでわかる

設計の質はトイレでわかる。



モデルルームでのトイレチェックは重要。温水洗浄機があるかどうか、という確認のことではない。一般的に、トイレは、マンション設計者にて、使いやすさのレイアウトが大きく変わる。便器の鼻先からドア面までの距離として、55cm以上は必要。お尻を拭く際の前傾姿勢で、壁(ドア)にぶつかってしまうため。マンションを「青田買い」する場合には、図面の段階でじっくりをチェックが必要。

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ディスポーザーは諸刃の剣。



以前は、高級マンションでは、鋳物ホウロウのシンクが使われていた。理由は、ディスポーザーの音をかき消すため。

ディスポーザーは、生ゴミをいちいち分けることなく、そのまま流しに捨てられるために便利だか、ゴミを粉状に刻むときの音が大きい。ディスポーザーは、アメリカで流行ったが、日本では流行っていない。理由は食文化にある。日本ではご飯が主食、ディスポーザーにご飯が入ると、ご飯粒がのり状になり、排水管の横引き部分に滞積して固化してしまう。日本の下水道局がディスポーザーを認めなかったのも理由となる。まず、ディスポーザーを設置する場合には、マンションの敷地内にゴミ貯留槽の設置が義務づけられる事が多い、確認が必要。そのために、横引き排水管の排水勾配角度が133度以上ある必要がある。

それでも、音は注意が必要。一般的にマンションで使用されるステンレスのシンクの場合、シンクの内部で音が共振する太鼓現象が発生すると大きく反響する。夜中に使用すると、近所迷惑(クレーム)になる。通常よりも割高であるが、消音タイプのディスポーザーを使用するなどの対策が必要。

マンション購入、洗浄式便座はあとづけがトク

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